女の子のカラダ。
「千也!前!!」
「花梨危ない!!」
「……え?」
一瞬スローモーションかというような、時間が止まったかと思った。
ゆっくりと階段の上から飛び降りてくるのは高遠千也で。
そのちょうど真下にいるのがあたし、小松花梨。
まさかの顔面直撃…?
ゆっくりとスローで落ちるかのように、あたしは階段から転落した。
「きゃぁー!」
「おい!千也!大丈夫か?」
「花梨!!花梨!」
「誰か!先生呼んでこい!」
…あれ?なんか周りが騒がしい気がする…。
目を開けたいのに開けれない。
今、何が起こったの…?
「花梨!大丈夫!?」
…結衣の声…?
「ごめん!小松!」