女の子のカラダ。

ゆっくりと目を開けると、心配そうな顔であたしを見つめる高遠君がいた。


「ちょっと千也!花梨になんてことするわけ?!
あんたら男子がふざけて階段から飛び降りるからこんなことなったんでしょ!?」


結衣が男子にお説教してる声が階段から響き渡るのが聞こえる。

「本当にごめん!!まじでごめんな…俺達がふざけてたから…」


「本当よ!どうするの!?怪我とかして全治何ヶ月とかなったらぁ!」

「…結衣。大丈夫だから…。」

そう言って、あたしは体を起こして静かに起きる。

「花梨!?大丈夫なの!?」


「ちょっと痛かったけど、大丈夫だから…」

…嘘。本当はすっごく痛い。
特に足…なんだかズキズキして、重いかんじ。

…まさか、骨折とかじゃないよね…?


でも、心配かけたくないもん。
平常心、平常心…。


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