女の子のカラダ。
「まぢでごめんっ!…ごめんな?どこか打ったりした?」
心配そうにあたしを見つめる高遠くんは何回も謝り続けた。
「…大丈夫だから。どこも打ってないし!ほら、元気でしょ?」
そう言ってにっこり微笑んだ。
足がズキズキする。
目も腫れてるのかヒリヒリするかも…
だけど、ここで心配かけて大げさになるのは避けたい。
「大丈夫だから、ね?」
本当は今にも泣きそうなくらいの痛さ。
でも何もなかったように振る舞った。