女の子のカラダ。


「はっ?!小松が意味分かんねーよ?」

そう言っていつものやさしい笑顔で微笑む高遠君。

彼のくしゃって笑う笑顔にすごく癒される。



「…なんかさー。俺ら、こんなに話したの初めてじゃね?」

「うんっ!っていうか話したのも今日が初めて!」

「だよな!小松ってみかけによらずうるさいよね」

「えーっ何それ!」


「だっていつも大人しいイメージだしさあ」


「失礼なっ!…いいもんっ…あたしは」

「でもそっちの方がいい。全然こっちの小松が小松らしい」


ドキン、





と心臓が鳴ったのが自分でも分かった。


……心臓がバクバクうるさい。


あたしは、あたしだから、って言おうとしたあたしの声を遮って

高遠君が言った言葉に思わずドキュンと

心臓が打ち抜かれたみたいに、


ドキドキが鳴り止まないよ。




< 31 / 47 >

この作品をシェア

pagetop