女の子のカラダ。
「はっ?!小松が意味分かんねーよ?」
そう言っていつものやさしい笑顔で微笑む高遠君。
彼のくしゃって笑う笑顔にすごく癒される。
「…なんかさー。俺ら、こんなに話したの初めてじゃね?」
「うんっ!っていうか話したのも今日が初めて!」
「だよな!小松ってみかけによらずうるさいよね」
「えーっ何それ!」
「だっていつも大人しいイメージだしさあ」
「失礼なっ!…いいもんっ…あたしは」
「でもそっちの方がいい。全然こっちの小松が小松らしい」
ドキン、
と心臓が鳴ったのが自分でも分かった。
……心臓がバクバクうるさい。
あたしは、あたしだから、って言おうとしたあたしの声を遮って
高遠君が言った言葉に思わずドキュンと
心臓が打ち抜かれたみたいに、
ドキドキが鳴り止まないよ。