女の子のカラダ。


「花梨!
…見たぞぉ~?朝からお熱いこと!!何?急展開??」

背後から近づいてニヤニヤ笑う結衣。

そんな結衣をよそに深いため息をつくあたし。


「…つ、疲れた…」

ダーっと力が抜けたのか机の上に乗りかかった。

「一体何があったの?朝からあんたらの話題で持ちきりだったよ。この教室。
靴箱とかめっちゃ女子の声うるさくてさー…そしたら花梨と千也の話でやばいのなんの。…で?付き合ってるんでしょ?」

平然と説明する結衣を見れば明らかにおもしろがってるみたい。

……全然おもしろくなーいっ!

「ちょっと待ってよーっ。絶対誤解!断然否定!本当に!」

「は?」

「だから!違うのっ。実は…」


落ち着いて昨日のことを結衣に説明する。

すべて説明しきった後に返ってきた結衣の言葉は

「えーつまんない」


………だった。


…つまんないって、おもしろがるなぁーっ!


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