永遠の片想い
多分、おばちゃんに取って来るように言われたみたいだ。
「千恵ちゃん、ソースなら、通路の段ボールの中だよ。」
手元から、顔を上げて、千恵ちゃんに言うと。
「和泉に聞いてるんだけど…。」
冷たい答え…。
「ごめん…。昨日ソースの箱移動したから、大翔くん知らないと思って…。」
気まずい雰囲気。
「ソラ~!!ついでに、キュウリも切って~!!」
何も知らない、暢気なマナが、やって来た。
「マナ、キュウリは?」
「えっ、知らない。おばちゃんが、無くなったから、切ってて。」
「俺、取ってくるよ。」
店内に向かう大翔くん