永遠の片想い

 「最悪~。」


思わず、口から出る言葉。


溝にハマったヒールを抜く。


 ヒールの先を見ると、買ったばっかりなのに、踵が潰れてしまい、歩く度に、カツカツと音が出る。


 時刻表を見ると、次が来るのにかなりの時間。


 完全に遅刻決定。


 携帯を取り出して、大翔くんに遅れることをメールした。


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