永遠の片想い

 急いで、大翔君に駆け寄る。


 「ゴメン。電車一本乗り遅れた…。」


 「別に、そんなに急がなくてもいいのに。」


 「映画間に合うかなぁ?」


 ポケットの中にある携帯で、時間を見ると、間に合うか、間に合ないの時間。


 「微妙…。とりあえず急ごう。」


 少し早足で、私の数メートル先を歩いて行く、後ろ姿を小走りで追いかける。


 隣に肩を並べて歩くだけで、私の心臓はドキドキ。

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