永遠の片想い

 好き過ぎて、涙が溢れそうになる。この想いを伝えたら、大翔くんは答てくれるだろうか?


 伝えたいけど、もし振られたらと思うと、どうしても勇気がでない…。


 そんな事ばっかり考えたせいか、全然映画の内容が頭に入る事はなかった。









 館内が明るくなり、周りを見渡すと帰る準備をする人達。


 「めっちゃ面白かった。」


 そう言いながら、座席に座ったまま伸びをする大翔くん。


 バックから、携帯を取り出して、電源を入れると、もう、6時を過ぎていた。


 まだ一緒に居たい。
< 177 / 207 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop