永遠の片想い

 「電車来た!!」


 これを逃すと次は30分後。


 二人で、バタバタと走って、電車に乗り込む。


 時間ぎりぎりだった為。どこも座れ所は無かった。


 電車はあっとゆうまに、大翔くんの降りる駅に到着。


 追い越し電車があるため。まだ少しだけ一緒にいられる。


 「今日はありがとう。めちゃ楽しかった。」


 ニッコリ笑顔でお礼をゆう。


 でも大翔くんは真剣顔をしていた。


 「ソラに話がある…。」


 「なに?」


 余りにも真剣な顔をするので、こっちまで真剣な顔になる。


 「おれ…


 通過する特急電車の音と大翔くんの声が被る。


 遥かに大きいはずの電車の音なのに、私には大翔くんの声の方が遥かに大きく聞こえた……。
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