永遠の片想い

 幸い私の乗っている車両には、仕事で疲れているのか、スーツを着たおじさんは深い眠りについていた。


 「うっ…………。ひっく……。」


 さっきまで、笑い声を上げていた口からは、今嗚咽しか出てこない…。

 笑顔だった顔は、涙で濡れていた…。


 地元の駅に着くまで、涙が止める事ができなかった。


 たった、一週間くらいしか、一緒に仕事してないのに…。全然話もしてないのに…。


 なんで…。なんで…。
マナを好きになるの?


 大翔くん、私じゃぁダメ?


 ずっと大翔君だけを好きでいる自信あるよ。


 マナなんか居なければよかった…………。
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