永遠の片想い

 地元の駅に着いて、バックから、音楽プレイヤーを出す。イヤホンを耳にあて、音を最大にする。


 外の音が聞こえないくらいに…。そして、人の多い道を選び遠回りする。


 あの事件があってから、私は夜遅くなると、こうするようになった。


 レイプにあったわけではないけど、心に傷は残っていた。


 Backstreet Boysのバラードが私の涙を更に誘う。


 バックからはみ出した携帯が着信を知らせるかのように、点灯していた。








   着信 マナ …。
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