永遠の片想い

 その声に高城が振り返る。


 「ソラ、マナ、由季。良く来たな。」

 あんなに怒っていたのに、一瞬で笑顔になって、歓迎してくれる。


 「コレ、私とマナと由季から。」


 差し入れを渡すと。


 『有難うございます。』


 みんなキチンと大きな声でお礼を言う。


 上下関係、礼儀に凄く厳しいバレー部。


 私達は、いつも高城が座っているベンチに座って、練習を見学した。
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