永遠の片想い

 爆笑する私達を、ジロジロと見る周りの人達。

 そんな視線に気づいたら、急に恥ずかしくなった。


 「マナのせいで、知らない人達から、白い目で見られた…。」

 「マナだけのせいじゃないよ。ソラも悪い…。」

 お互い一歩も引くことなく、言い争いながら、ブラブラ歩いていた。

 そんな時、フッと目についた真っ白マフラー。

 「マナ。このお店少し見ていい?」

 「別にいいけど。何かいい物あった?」

 「あの真っ白いマフラー。」

 通りから見えるようにディスプレイされたマフラーを指差しす。

 「ソラ。この間、マフラー買ったばっかじゃん。」

 マナの言ってる言葉なんて、ちっとも、頭にはいってこない。
< 196 / 207 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop