永遠の片想い
帰る準備を始めると、後輩達が私達の周りを取り囲む。
そう、コレは今日の練習のアドバイスを求めて来る時の光景。
逃げ出さないようにと、取り囲む。
『真菜葉先輩お願いします。』
頭を下げる後輩達。
マナは照れながら、アドバイスをする。
そして、次は由季。
『最後に美空先輩お願いします。』
「まず、2年生やる気ある?何で、声小さいの?それに、練習中の私語多い!!」
私は良く2年生を怒っていた。平気でいじめや嘘を付いていたから。
その度由季やマナからは、言い過ぎと注意される。でも、私は嘘とイジメは許せなかった。
「そんなんじゃ、新1年生で、ジュニア上がりの子に、レギュラー取られるよ!!最も頑張らないと。3年生も夏はあっという間だから、しっかり練習して、県大会に行ってね。」
それだけ言って、私達は帰った。