永遠の片想い
学期末の試験が終わり、追試験のない生徒は試験休みに入った。
中学校で、全然理解出来なかった数学が、高校生になって理解出来た。唯一不安な英語も赤点を取ることがなく、クラスで3位の成績だった。
そんなある日の夕方。
「美空あんた、バイトするきない?」
「えっ…。なんで?」
この頃私とお姉ちゃんの仲はあまりよくなかった。
せっかく就職した会社を2ヶ月で辞めた上に、夜遊びが酷かった。それに男関係もだらしない。
そんなんお姉ちゃんが、私にバイトの話して…。
「私の知り合いのスーパーの店長が、誰かいい子いないか、聞いてきたからさ。美空バイト探してたじゃん。」