永遠の片想い

 あれから、数日がたった。


 私は1人スーパーのお惣菜部の事務所にいた。


 初めてのバイトの面接。


 「山岡美空ちゃんだね。美波ちゃんから、話は聞いてるよ。今週の日曜日から入れる?」


 履歴書に簡単に目をとうしただけ、何も、面接らしいことはなしの、一発採用。


 「はい大丈夫です。」


 そう、元気よく返事する。


 「僕は、惣菜部の店長の斎藤です。よろしく。」


 人懐っこい笑顔で自己紹介をしてくれた。


 「こちらこそ、よろしくお願いします。」


 頭を一つ下げて、店を後にした。


< 27 / 207 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop