永遠の片想い

 あっという間に日曜日が来た。


 開店準備中の店内を歩いて、惣菜部に行く。緊張して、変なん汗が出てくる。

 惣菜コーナーの前で、品出しをしている従業員らしき人がいた。


 「あの…。すいません。今日から、バイトに入る山岡ですけど…。」


 恐る恐る、声を掛けると、品出ししていた人が、こっちを向いた。


 「あぁ、聞いてるよ。こっちにどうぞ。」


 そう言うと、中に入って行くので、私はその後をついて行く。
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