アキバ特捜部!? 犬インフルぱにっく
「ョースケさん、ミキさん……」

ナツはヨースケに気づくと

力なく呟いた。

「大丈夫か?」

「ヘレムちゃん、

 見たって教ぇてくれた店は、

 みんな閉ってました」

「この騒ぎじゃ仕方ないさ」

ヨースケはナツの視線を捕らえようと、

覗き込みながら言った。

しかし、ナツの目は

水面のほうを向いたままだ。

「そぅじゃなぃんです。

 店に立ち寄った人は

 連絡するようにって、

 紙が貼られてたデス」

「……」

ヨースケは言葉を失った。

ミキはそっぽを向く。
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