アキバ特捜部!? 犬インフルぱにっく
「ミキ、やめとけ。

 まだ憶測だろ」

「あのエレムってヤツは、

 犬が居なくなったって

 言ってた日に、

 あのペットショップに

 犬を預けてるンだぜ」

「そンなことなぃです。

 ……でも、

 そこからうつったのかな……」

ナツはまた川の方に視線を戻し、

うわごとのように呟く。

ヨースケはミキを見て首を振った。

「ちぇっ」

ミキはナツに向かうのをやめ、

欄干を背に宙を眺める。
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