アキバ特捜部!? 犬インフルぱにっく
「ョースケさん、

 ダィジョブです?」

ナツは2人になると、

足取りが重いヨースケに気遣い、

少し寄り添っていた。

「ナッちゃん、

 うつるから、少し離れて」

「ダィジョブですよ。

 ァタシは、

 うつんなぃみたぃですから」

ナツはちょっといじけた口調で言う。

「そんなことないさ。

 今だって潜伏期間かも知れないし」

ヨースケは、

ナツが自分で感染するのが、

エレムの誤解を解くことだと

思っていることを察し、

ちょっと妙な慰めを口にして、

自分でも苦笑する。
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