アキバ特捜部!? 犬インフルぱにっく
「ちょっと話ができるか?

 俺は、このコの友達で、

 ヨースケっていうんだ」

ヨースケは、

ナツとエレムの間に入るようにして、

ナツを少し下がらせた。

「ボクは何もないデスけどネ」

エレムは、ヨースケに対しては、

鋭い目を向ける。

「犬は、保護されたみたいだよ」

「そうデスカ」

ナツは、エレムの話す様子を

》ジッ《と見ている。

ヨースケは

何を言うべきかわからなかったが、

とりあえず口を開いた。

「キミは一人で動いているのかい?」

エレムははぐらかすような笑いを浮かべて、

少し間をおいて口を開いた。

「アキハバラに来る時は、ひとりデスヨ」
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