アキバ特捜部!? 犬インフルぱにっく
9.犬インフルの最初の犠牲者になるとこだったぜ
ヨースケは柔らかな光を

感じたような気がした。

手には何か温かみを感じて、

少し目を開けると、

ナツの真剣な顔が見え、

視界の眩しさが和らぐにつれ、

ナツの表情も穏やかな微笑みに

変わっていくのが判った。

「ナッちゃん……」

「ヨースケさん、

 良かった……」

ナツはヨースケの手を強く握り締め、

脇に座り込むと、涙を流した。
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