【短編集】STAY
キャラメルマキアート
大人の香りを漂わせつつも、子供のような無邪気さを持っているあなた
大人の優しさでドキドキさせて、子供の様にわたしをふりまわすなんて、まるでキャラメルマキアートみたい
珈琲のくせに甘いなんて少し反則の……
だけどわたしの大好きなキャラメルマキアート
"なんて理不尽なんだろう"
そう考えながら目の前にいる、あなたとキャラメルマキアートを見ると……
わたしの気持ちなんか気づかないように、相変わらずにのんびりとした空気が漂っている
そんなあなたたちが少し腹立たしく思えて、目の前のキャラメルマキアートを持ち上げ思い切りストローを吸った
キャラメルマキアート
それは甘くてほろ苦くて計算できない恋の味した