誓い。もう一度、大切な人を思って



「…あの時の誓い…

 覚えてる…?


 涼…

 悲しまないで…」



有希の小さい声が、

更に涼の心を痛めた




「…おぼ…えてる…」


涙をながしながら、

涼は答えた




「…もし

 私の目が見えなくなったら…

 涼…は…一生…

 私の目になってくれる…って
 
 言ってたよね…」


有希は、
自分がもうすぐ、


だめになることがわかった




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