誓い。もう一度、大切な人を思って



一ヶ月の間、
有希は涼が関わってるもの


すべてを拒んだ



学園祭、
有希はステージに立った

彼女の朦朧とした瞳は、すこしも輝いてなかった


「今日…、ここに立ったのは、

 臨時決めたものであり…


 昨日まで、ここに立つ勇気が
 ありませんでした。

 今、この歌を、

 
 最愛の人にささげたいです」



みんなは、有希に注目した



彼女の歌声は



――素敵だった……



ただ、


歌詞があまりにも切なかった…



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