私にとって貴方とは
信じない
第1話 序章

私は信じない。

人も。
夢も。
希望も。


 この世にあるもの全て・・・

人間なんて皆一緒だと思ってた。


皆私を見て大騒ぎする。



『アイツには近寄らない方が良い』とか。

 『あんな奴の仲間になっても楽しくねーよな』とか。

『アイツ、研究所の手先だってさ。』とか

『目ぇあったら殺されるよ~ぅ!』とか。

皆バカばっかりだし。
私、人殺すほどバカじゃないし。
バカみたいな奴らにからまれたら素通りする主義だし。
それに・・・仲間なんて要らないし。



今までの奴等は私の正体のことを知ったら切り離して終わりだった。
でもあの二人はそんな事しなかった。
逆にあの二人は手を差し伸べてくれた。





      私にとって初めての経験だった。
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