回る回るくるくる回る
佐『いやー、実は家に扇子がなくてさ。でも、その代わりに釘バット持って来た。』


花『いや、それ全然代わりにならないよ。』


桂『ふーん、なかなか良いセンスしてるね。確かにそれなら違和感ないよ。』


花『あります。』


桂『てゆーか、さっきから花村君はなんで文句ばっかり言ってるの? この格好こそが世界最新のファッションなのに。』


花『嘘つくなよ! そもそも何処の世界に殿様+釘バットスタイルなんてあるんだよ!?』


佐『はぁ? 10年後には世界中このスタイルだぞ。』


花『そんな世界にいたくないです。』


桂『じゃあ、死ね。』


花『ごめんなさい!』


桂『あれっ? そういえば僕って何の種目に出ればいいの?』


佐『俺も何に出ればいいんだ?』


花『えっと、確か桂君が50メートル走で佐藤君が障害物競争、そして俺が……』


桂『ちょっと、50メートル走ってもうすぐじゃない?』


花『言わせて下さい。』


佐『あっ、ちょうど今、放送で人集めてる最中みたいだよ。』


桂『だってさ、花村君。僕の分まで頑張って来てね。』


花『なんで!?』
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