回る回るくるくる回る
桂『ところで、佐藤君。』


S『誰が佐藤君?』


桂『いやだなぁ、君に決まってるじゃない。』


S『なんで佐藤? どこから佐藤?』


桂『逆になんで佐藤君じゃないの?』


佐『ごめん!』


桂『まぁ、いいけどさ。そんな事より……』


?『うわぁっ!』


桂『ちぇばぶ、いきなり何? 驚き過ぎて佐藤君を蹴っちゃったじゃない。』


?『(ちぇばぶ?)いや、だって、その、佐藤君?……が道の真ん中で寝てるんだもの。』


佐『スプリット・S・ベンジャミンです。』


?『まさかの全然違う名前!?』


桂『人を見かけで判断しちゃ駄目だよ。』


?『でも、いくらなんでもこれは予想外過ぎ……』


桂『うるさいよ。』


佐『出た! 桂君の必殺、俺様キャラ!』


桂『まぁね。』


?『……君達、仲いいね。』


桂『5分前に会ったばかりだけどね。』


?『それなのに佐藤君は昔馴染みみたいなセリフを言ったの?』


佐『てかさ、俺はいつまで佐藤?』


桂『残念だけど表記が“佐”になってるからもう“∂ξεж£§Ψ”には戻れないよ。』


佐『戻りたくないです。』


?『てか、どうやって発音したの?』


桂『“∂ξεж£§Ψ”』


?『ごめん、やっぱなんでもないわ。』


佐『なんでもないなら言うんじゃねぇよ! この……“?野郎”が!』
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