回る回るくるくる回る
佐『だって俺様を2時間も待たせるなんてかなりの罪じゃん。』


花『おい、いつから俺様キャラになった?』


佐『頭(ズ)が高ーーーい!』


花『今さら殿様キャラになるのも無理あるからね。』


桂『ねぇ、そんな話どうでもいいんだけどさ、とりあえず2時間待つよ。』


佐『はーい。』


桂『…………』


佐『…………』


花『…………』


桂『…………』


佐『…………』


花『…………』


桂『ふぅ、そろそろ2時間経ったかな。』


花『マジっすか!?』


桂『マジです。』


佐『ということで、花村君はさっさと行って来なさい。』


花『うるさい、ハゲ。』


佐『誰がハゲ? 校長?』


桂『校長はヅラだよ。』


佐『えっ、鬘君やっぱりヅラだったんだ。』


桂『桂ですけど。違います。』


花『まぁまぁ、バレちゃったものは今さらどうしようもないし潔く諦めなよ。』


桂『何、“諦める”って? だいたい僕の頭の中に“諦める”とかのネガティブ系の言葉はないからね。』


花『じゃあ、なんでさっき走らな……』


桂『花村ぁぁぁ!』


花『はいっ!?』


桂『僕を怒らせる気?』


花『ごめんなさい!』


桂『なら、やるべき事がわかってるはずだよね?』


花『……い、行って来まーす!』


佐『おー、行ってらっしゃーい。』
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