回る回るくるくる回る
第5章‐夏休みだ!
佐『ということで海に行きましょう。』


桂『どういう事?』


佐『夏休みは遊びましょうってこと。』


花『海かぁー、そういえば全然行ってないや。』


佐『ニートめ。』


花『なんで!?』


桂『佐藤君、全国のニートに失礼だよ。』


花『君は俺に失礼だよ。』


佐『てゆーか、花村誘ってないから。』


花『誘って!』


佐『まぁ、ともかく明日、1時に駅集合な。』


桂『やだ。』


佐『花村ぁぁぁ!』


花『何よ!?』


佐『(何よ?)鬘君にやだって言われたんだけど。』


桂『桂ですけど。そもそも僕は電車が大嫌いだって何度も言ってるでしょ。』


花『初耳です。』


佐『うーん、電車が駄目となると……あいつしかいないな。』


花『あいつ?』


佐『ほら、あいつだよ。』


花『だから誰?』


佐『あいつって言ったらあいつ以外の何者でもない!』


花『だからあいつって誰だって言ってんだよ!』


桂『ちょっとちょっと、最近、花村君反抗期なんじゃない?』


花『違います。』


佐『まったく反抗期だなんて……お母さん悲しいわ!』


花『だから違います。それより、早くあいつが誰かを教えてくんない?』


佐『はいはい、わかったわかった。今、呼んでやるって……おーい、あいつーー。』


マ『んっ、誰か呼んだか?』


花『呼んでません。』
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