回る回るくるくる回る
佐『よっ、あいつ。』


マ『いや、俺、マサルだから。』


花『なんで出てきたの!?』


マ『シャラーーーーップ!』


佐『おいおい、逆ギレかよ、マサル。』


マ『うるせー! こっちはまだ傷心中なんだよ!』


桂『傷心中? もしかして誰かに馬鹿にでもされた?』


マ『お前ら3人にだよ!』


花『(えっ、俺も入ってんの!?)』


桂『そんな事より、なんで佐藤君はマサルを呼んだの?』


佐『いやー、こいつなら車持ってると思ってさ。』


花『あっ、まだ海に行く気なんだ?』


佐『んっ、花村も“逝きたい”か?』


花『何処に!?』


マ『つーか、お前らなんで学校にいるんだ? 今、夏休み中だろ?』


桂『あーぁ、ついに聞いちゃったね……マサルが。』


佐『マジかよー、ついに聞いちまったかぁ……マサルが。』


花『本当、ついに聞いちゃいましたよ……マサルが。』


桂『これはもうあれをする事でしか許されない行為だよね、花村君。』


花『本当、可哀想だけどあれをする他に道がないもんね、佐藤君。』


佐『あぁ、とりあえず……車寄越せ。』


マ『ふざけんな。』
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