回る回るくるくる回る
桂『ちょっと、なんで駄目なのさ?』


佐『マサルのくせに。』


マ『マサルは関係なくね? そもそもお前ら免許持ってねぇだろ。』


桂『僕達に免許なんて関係ないよ。』


マ『いや、あるから。』


佐『頼むよ、マサル。俺ら海行きたいんだって。』


マ『電車で行けよ!』


桂『電車とは魔の生物の化身であるっていう名言があるからやだよ。』


マ『ねぇよ! そんな名言、絶対ねぇよ!』


佐『あれっ? そういえばあの子は何処行った?』


桂『誰?』


佐『えーと、確か……あっ、そうだそうだ、花丸木君だ。』


花『花村です。』


佐『あっ、いた。』


桂『ちょっと、今まで何処にいたの?』


花『此処にいましたけど。』


佐『そういえば花村さ、マサルとキャラ被ってね?』


マ『おいおい、こんな奴と一緒にすんじゃねぇよ。』


花『こっちのセリフ! てか、マサルは早く車貸してよ。』


マ『絶対にやだ。』


桂『なんで?』


マ『だってお前らに貸したら次の日には廃車になってそうじゃん。』


桂『それなら大丈夫。1時間で廃車行きだから。』


マ『何処が大丈夫!?』


佐『ガンガンやっちゃるぜ!』


マ『やめて!』
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