回る回るくるくる回る
桂『じゃあ、車貸さなくてもいいからさ、とりあえず海に連れてってよ。』


マ『いや、それも無理だから。』


桂『ちっ。役立たずめ。』


マ『……っ!?』


佐『あーぁ、マサルがこんなにも器の小さい奴だったとはな……残念だよ、本当に。』


マ『……っ!?』


花『はぁ、なんだかもう先生頼る気なくなっちゃったな……マサルのせいで。』


マ『……っ!?……わ、わかったわかった、わかったよ! 連れて行けばいいんだろ!? 連れて行けば!?』


桂『佐藤君、今の聞いた?』


佐『バッチリ、録音までした。』


マ『マジで!?』


佐『“マジ”ンガーZです。』


花『(マジンガーZ?)ともかく、これでもうマサルは俺らを海に連れて行くしかないね。』


桂『ちなみにこの誓約(セイヤク)やぶったら訴えるから。』


マ『そこまでやる!?』


花『やっちゃいます。』


佐『俺らに一般常識が通用すると思うなよ。ねっ、桂君。』


桂『うるさい、ハゲ。』


佐『花村ぁぁぁ!』


花『なんどすえ!?』


佐『(なんどすえ?)明日、何時集合にする?』


花『あんなに気合い入れて呼ぶ必要あった!?』
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