回る回るくるくる回る
-----20分後-----


佐『あーぁ、俺ら失格だってさ。』


花『当たり前!』


桂『ちょっと、なんで当たり前なのさ?』


花『だってもはやバスケじゃなかったもの。バスケという名の格闘技だったもの。』


桂『どっちも似たようなものじゃない?』


花『全然似てねぇよ! スポーツと戦いの何処が似てんだよ!?』


V『それは違うぞ、花村君! スポーツは常に戦いだ!』


花『君はちょっと黙ってなさい。』


桂『そもそも相手が貧弱過ぎるよ。』


佐『そーだそーだ。ちょっと踵落とし喰らわせただけじゃん。』


花『何処がちょっと!? めちゃくちゃクリティカルヒットしてたよね!?』


佐『……返事がない。ただの佐藤のようだ。』


花『何処をツッコメばいいの!?』


佐『答えとは人に教えてもらうのではなく、自ら見つけるものである。』


花『黙れ、M野郎。』


佐『Sです。』


桂『ねぇ、バスケも終わったことだしさ、次はサッカー行かない?』


花『そんなのあり!?』


桂『あり。』


花『で、でも、ルールが………』


佐『破れないルールなんてもはやルールじゃねぇ。』


花『無駄にかっけー!』
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