回る回るくるくる回る
-----30分後-----


佐『花村ぁぁぁ!』


花『なんだぁぁぁ!?』


佐『(怒ってる?)また俺ら失格だってよ。』


花『うん、そうだね。』


桂『まったく、なんでまた失格なのさ? 僕達ちゃんとボール蹴ってたじゃない。』


花『人も蹴ってたよね。』


桂『だってボール取りに来るんだもの。』


花『そういうルールなの!』


桂『えっ!?』


花『素直に驚かれた!?』


桂『さすが花村君。そんなルールがあるなんて僕は寡聞(カブン)にして聞いたことがなかったよ。』


花『さらには褒められた!?』


佐『よっ、日本一!』


花『……なんだか凄く馬鹿にされてる気分です。』


桂『ぷっ、今頃気付いてるよ、この人。』


佐『くっ……ふっ、は、腹が……腹がいてぇ。』


花『……泣きたい。』


桂『えっ、泣きたいの? そっかぁ……なら最後の種目はバレーで決まりだね。』


花『なんで!?』


佐『よし! さっそく練習だ!』


V『おぉぉぉ!』


花『V君まだいたんだ!?』


桂『花丸木君、いくよ。』


花『花村です。』


佐『よし、そこでアタックだ! 花丸木!』


花『だから……花村ですっ!』


(アタック音)バシッ!


校『あべしっ!?』


先『……っ!? こ、校長ぉぉぉ!』


桂『…………』


佐『…………』


花『…………』


   -----第6章‐完-----
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