回る回るくるくる回る
第7章‐チャレンジ精神
花『俺、今度バイトしようと思うんだけど。』


佐『生意気な。』


花『なんで!?』


桂『てゆーかさ、なんでそれを僕達に言ったの?』


花『えっと、やっぱ1人だと寂しいからさ、みんなと一緒にやろうかなぁって思って。』


佐『桂君、どうする?』


桂『仕方ないね、僕の靴を舐めるんだったらしてあげなくもないよ。』


花『嫌です。』


桂『じゃあ、行かない。』


佐『鬘君が行かないなら俺も行かない。』


桂『桂ですけど。それじゃあ、バイト頑張ってね、花村君。』


佐『あーぁ、3人でいる時間もこれで最後かぁ。』


花『えっ!?……ちょっ、ちょっと待って、鬘君!』


桂『桂ですけど。何?』


花『……靴舐めますから俺とバイトして下さい。』


桂『えっ、さっきの言葉本気にしてたの?』


佐『マジで?……うわー、ドン引きだわ。』


花『……この糞(クソ)野郎どもめ。』


桂『その糞野郎はバイト出来ないって。』


花『嘘嘘、糞野郎なんかじゃないって。天使様だって。』


桂『まぁ、別になんでもいいんだけどさ。』


花『…………』


佐『それで、バイトはいつからすんの?』


花『一応来週からファミレスでするつもり。』


桂『わかった、来週からね。』
< 32 / 34 >

この作品をシェア

pagetop