回る回るくるくる回る
店『ななな何っ!? ババババレただと!?』


花『誰でもわかります。』


店『くっ!……な、なぜだ!? ななななぜ私の名前が王 拓(オ- タク)だとわかった!?』


花『ごめん、そこはわからなかった。』


桂『わぉ、さすが花村君。凄いね、尊敬するよ。』


花『やめて!』


佐『もうお前は俺達の誇りだ!』


花『……なんか凄い罪悪感。』


店『ととととりあえず、かかか桂君は厨房、さささ佐藤君はウェイター……花村は皿洗いね。』


花『おい、吃(ドモ)りはどうした?』


店『うっさい、サラー。』


花『誰がサラー?』


佐『まさか花村があの伝説の皿洗いの達人……サラーなのか!?』


花『違います。』


店『あっ、お客様が来たみたいだからみんなそろそろ用意して。』


花『(あれっ? 吃りは何処にいったの? 本当になくなっちゃったの?)』


(扉)チリンチリーン


桂『いらっしゃいませ、お客さ、金づる。』


花『ちょっ、なんで言い直した!?』


客『…………』


佐『うーん、さすがにいきなりはまずいよ、鬘君。お客様が茫然自失状態になってるよ。』


桂『桂ですけど。だって金づるにしか見えないんだから仕方な……』


花『お客様、ご注文はお決まりでしょうか!?』


桂『花村君、腕立て伏せ200回ね。』


花『なんで!?』


桂『僕の言葉を遮ったんだから当たり前でしょ。』


花『めっちゃ理不尽!』
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