回る回るくるくる回る
桂『ミッキーマウス? 何それ?』


花『一瞬でミッキーマウスを忘れた君に拍手を送りたいです。』


佐『駄目だ!』


桂『ふぁっほぅ、佐藤君、いきなり大声出さないでよ。驚きのあまり花……、花……、花○君を殴っちゃったじゃない。』


花『(ふぁっほぅ?)花村です。しかし、見た目に反していい拳持ってるね……凄く痛い!』


桂『それで、佐藤君は拍手の何が駄目だって言うの?』


佐『だって拍手なんかしたら目立っちゃうじゃないか!』


花『今さらだよね、それ。』


佐『ほら、今だって先生にガン見されてるんだよ、俺ら。』


桂『じゃあ、誰が最初に先生から目線を外すか勝負ね。』


花『“じゃあ”って今、文として繋がりなかったよね?』


佐『オッケー、それじゃあ、花……、花……、花□君、スタートの合図して。』


花『花村です。よーい……始め。』


桂『ねぇねぇ、佐藤君。』


佐『何? 桂君。』


桂『はい、佐藤君こっち向いたから負け。』


佐『あっ! ちっくしょー、その手で来たか。』


花『君、絶対に馬鹿でしょ?』


佐『他の手なら150通り考えてたんだけどなぁ。』


花『無駄にすげー!』
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