恋する勇気
「よしよし」


「いや、大丈夫ですから」



「貸してあげる。これ使って思いっきり泣きな?だからまた返しに来て」


押しつけられたのは
ハンカチだった。


「ちょっ!私も持ってるんだけどっ!」


もう遅かった。

彼は消えていた。


「どうやって返すのよぉ…」


愛里は彼氏を見つけてイチャイチャしてるし…もう。


「ごめん。梨華っ!先帰って!」


もうっ!!


< 7 / 48 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop