バナナジュース100%
また一緒
―4月―
「やばぁぁぁい!!」
桜吹雪の中を自転車で走っていく
時計はすでに8時半を回って
遅刻寸前の私
山口安奈
14歳 どこにでもいる中学生
今日から新学期なのに
遅刻だなんて…
ラストJC初日が台無し
校門をくぐって駐輪所に
自転車を乗り捨てて
校舎にダッシュ
「あんなーっ!!」
「あんちゃーん!!」
ベランダには仲良しの
沙耶香と凛
「沙耶香にリンリン!!
おっはよー!!」
「うちらクラス今年も一緒!!
三組だよ」
「てか安奈早く!!
遅刻だよ」
大きく手を振ってまた走り出した
「やばぁぁぁい!!」
桜吹雪の中を自転車で走っていく
時計はすでに8時半を回って
遅刻寸前の私
山口安奈
14歳 どこにでもいる中学生
今日から新学期なのに
遅刻だなんて…
ラストJC初日が台無し
校門をくぐって駐輪所に
自転車を乗り捨てて
校舎にダッシュ
「あんなーっ!!」
「あんちゃーん!!」
ベランダには仲良しの
沙耶香と凛
「沙耶香にリンリン!!
おっはよー!!」
「うちらクラス今年も一緒!!
三組だよ」
「てか安奈早く!!
遅刻だよ」
大きく手を振ってまた走り出した