君に出会えて
まきとスキ
「おはよ,まき」
「遥,おはよー」
相変わらず
金色パーマの髪を指で
クルクルする私。
明るいブラウンの
サラサラ髪の毛を
風に踊らせながら,
携帯をいじるまき。
「最近まき化粧薄くなった?」
「そんな事ないよぉ」
携帯をいじりながら
まきは笑った。
「ねぇそれより遥って彼氏いんだよねぇ」
携帯をいじるのを
やめたまき。
「まぁね」
「ちゃんと好きで付き合ってんの?」
「んなはずないじゃん,なんで?わかってるくせにさぁ」
好きなはずないじゃん
今の男はルックスがなかなかで優しい
お金もそれなりに持ってるし
私の中の
彼氏になれる条件が
そろってる男だった。