君に出会えて
唐突
学校帰り、私たちは久しぶりに街に出た。
まきと買い物なんて本当に久しぶりだったから
時間なんて気にしないでたくさん買い物をした。
「ちょっと買いすぎたねぇ」
「ホントに買いすぎたわぁ」
私たち2人は重い荷物を背負って
タクシーを待っていた。
まじ重いし早くタクシー
きてほしいんだけど。
そう思ってた時だった。
「キィー!!」
車のブレーキ音が私たちの目の前で鳴った。
それと同時に黒いワゴン車が止まり
中から男の人5人が降りてきた。
大学生ぐらい?
ってか何?
まきも戸惑いを隠せないようだった。
男たちが近づいてくる。
「ちょっとあんたたち誰!?」
私がそう言った時はもう遅かった。
すでに私とまきは口を塞がれ男たちにかつがれて車の中へと連れ去られていた。