吸血鬼達と戯れを
二章〜道に迷ったら左に〜
「さて、分かれ道だな」
狩野が呟く。
二人は今、下水道に来ていた。
正式なクラブ活動なのだが何しろ下水道なんか入った事が無いので地図を見ながら歩いて来たのだ。
「地図を見ると…。おい、狩野。分かれ道なんて書いてないぞ?」
狩野も地図を覗く。
今歩いてると思われる道は確かに一本道だ。
横穴はあるみたいだが、二つに分かれてる道は無い。
「…迷った?」
「…迷ったな」
狩野は左を見る。
かなり汚れている。
次に右を見る。
なかなか綺麗だ。
「…よし、右だ」
「おぃおぃ、大丈夫か?」
「なんとかなるだろ!」
二人は右の道を歩く。
比較的綺麗だという安直な理由で。
狩野が呟く。
二人は今、下水道に来ていた。
正式なクラブ活動なのだが何しろ下水道なんか入った事が無いので地図を見ながら歩いて来たのだ。
「地図を見ると…。おい、狩野。分かれ道なんて書いてないぞ?」
狩野も地図を覗く。
今歩いてると思われる道は確かに一本道だ。
横穴はあるみたいだが、二つに分かれてる道は無い。
「…迷った?」
「…迷ったな」
狩野は左を見る。
かなり汚れている。
次に右を見る。
なかなか綺麗だ。
「…よし、右だ」
「おぃおぃ、大丈夫か?」
「なんとかなるだろ!」
二人は右の道を歩く。
比較的綺麗だという安直な理由で。