吸血鬼達と戯れを
三章〜人は見かけじゃない〜
「悪い、待った?」
狩野が南門に着くと既に由井が待っていた。
「ううん。大丈夫だよ」
「よっしゃ、ぼちぼち行くか」
二人は門番に会いに行く。
彼に許可を得ないと基本的には外には出れない。
まぁ色々方法があるけど、それは秘密にしておこう。
「高校二年。Bランクの狩野 新矢。同伴っす」
小窓から門番が顔を出す。
「お、兄ちゃんか。お!彼女かい?」
「違うよ。友達だよ」
門番が手元の紙に目を移す。
「ま、いっか。若者は良いねぇ。で、何処に行くつもりなんだ?」
「由井、大体どこらへん?」
「ここから少し行ったら廃墟があるの分かる?」
「元学校のか?」
「そうだよ」
門番がしかめっつらをする。
狩野が南門に着くと既に由井が待っていた。
「ううん。大丈夫だよ」
「よっしゃ、ぼちぼち行くか」
二人は門番に会いに行く。
彼に許可を得ないと基本的には外には出れない。
まぁ色々方法があるけど、それは秘密にしておこう。
「高校二年。Bランクの狩野 新矢。同伴っす」
小窓から門番が顔を出す。
「お、兄ちゃんか。お!彼女かい?」
「違うよ。友達だよ」
門番が手元の紙に目を移す。
「ま、いっか。若者は良いねぇ。で、何処に行くつもりなんだ?」
「由井、大体どこらへん?」
「ここから少し行ったら廃墟があるの分かる?」
「元学校のか?」
「そうだよ」
門番がしかめっつらをする。