雨の日に【短編】





たっくん…



見つけたよ…




たっくんは何もしなくて
よかったんだよ…





大切にしてたんだね…




ボールにたっくんの
怨念が入り込んで


この世に現れたんだね…




もう…ゆっくり眠っていいんだよ…



ゆっくり、ゆっくり
上がっていくたっくんを
目を閉じて想像しながら

私はひたすら泣いた…





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