ふたりごと〜最後の夏〜
「おぉやっと来たか。」
職員室に俺は呼び出し…
先生は待ってましたみたいな顔…
はぁ〜むかつくなぁ〜。
「で、どれやったら良いんですか?」
「あぁ補習の事なんだけどな。」
「はい。」
「ほら、そろそろ文化祭の時期だろ?」
そういや、そうだな。
テストの事だけしか
考えてなかったから
気付かなかった…
「そうですね。」
「そこでな、うちのクラス、
まだ何やるか、決めてないんだ。
早く決めなきゃいけないから、
お前出てくれないか?」
「は?それは、クラスの代表
としてって事?」
「まぁそうなるな。」
「お断りしますよ。そんなの。」
「じゃ、こんだけ補習するか?」
積み上げられた、
プリントと問題集…
こいつ始めからやらす気じゃねぇか…
「それって俺も出て良いですか?」
横から海が言った…