ふたりごと〜最後の夏〜
俺は勢いよく、教室のドアを開けて、飛び込んで行った。
「みんな!おはよ〜!」
俺の登場の仕方にウケる一同。
「朝からテンション高いから!」
女子が言う。
「いや、これくらいで丁度良いんだって!」
「ほんと隆君おもしろいよね。」
ある女子が言う。
そうこの子が優。
この時はまだ、俺がまさか、優のおかげで変われる、なんて思いもしなかった。
「だろ?やっぱ天才かな?」
俺が優に言うと、優は笑ってくれた…
こんな具合で、俺の学生生活は始まる。