ふたりごと〜最後の夏〜

俺は勢いよく、教室のドアを開けて、飛び込んで行った。

「みんな!おはよ〜!」

俺の登場の仕方にウケる一同。

「朝からテンション高いから!」

女子が言う。

「いや、これくらいで丁度良いんだって!」

「ほんと隆君おもしろいよね。」

ある女子が言う。

そうこの子が優。

この時はまだ、俺がまさか、優のおかげで変われる、なんて思いもしなかった。

「だろ?やっぱ天才かな?」

俺が優に言うと、優は笑ってくれた…

こんな具合で、俺の学生生活は始まる。


< 9 / 61 >

この作品をシェア

pagetop