運命の人はお義兄様
偶然の再会
静夏side
「ん~。どうしよう…」
私の名前は瀬野静夏。
只今プレゼントを買いに来ています。
何故なら明日はお母さんの誕生日だから。
この日のためにお小遣い貯めたんだから!
私のお母さんは小さな会社を経営している。
お父さんが建てた会社
お父さんが病気をして入院するようになってからは
お母さんが会社を切り盛りしていた。
お父さんが亡くなった今
お母さんが生活を支えて、私を育ててくれている。
だから、家事は私の仕事。
< 1 / 207 >