運命の人はお義兄様
決意

静夏side



次の日朔と共に担任の先生の所に向かった。

担任に確認すると、朔はすんなり終わったが、
私は長々とつかまってしまった。

「どうやって転入するんだ?」
「面接はやったのか?」
「勉強は今からやってるか?」
とか…色々と聞かれた。


私はどの質問にも自信がなく曖昧で…
今の私の心の様だった――‥。


でも…!!

「西城高に入ってからどうするんだ?何をするんだ?」
という質問には

自分なりに答えられたと思う…。


「…音楽を真剣にやってみようと思ってます!」



先生は困惑していたが
先生にはバイオリンの事を言ってないので当たり前だとは思う。

けど、私はそれだけ言って職員室を後にした。




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